カケラ/Flag

川嶋愛( 川嵨あい ) カケラ/Flag歌詞
1.カケラ

作詞:川嶋あい
作曲:川嶋あい

ごめんね、ありがとう、さよなら 大切な言葉伝えられずに
今日も明日も未来も何気なく過ごし生きていくの?
ないものねだりばかりして あるものに気づかなくて
型にはめた幸せのサイズ 決めつけていたね
僕達がいつも落としてる 多くの悲しい忘れ物は
遠い地で生きているあの子の
たった―つしかない喜びなんだろう

頑張れ、負けるな、大丈夫 振りむいた笑顔悲しすぎるね
ほこりにまみれたクラクション ビルに消されていくこの青空
投げ出すことに慣れていく うまくなるつくり笑い
うつむいたまま見えない真実伝えたくて
僕達が通り過ぎてゆく いくつもの平淡な道のあとは
一人きりで生きているあの子の
歩き続けてきた足跡なんだろう

大空にばらまいた夢と愛のカケラ
もう一度にぎりしめこの胸にあてはめたい

僕たちがいつも笑っている 意味もなく過ごしてる時の中で
遠い地で生きているあの子の生きるための涙が大地に消えていく
僕達が歌い始めている 落書きみたいなこのメロディーが
絶え間なく世界の果てまで 優しく鮮明に響き渡るように
どうか届くように


2.Flag

作詞:川嶋あい
作曲:川嶋あい

落としたばかりの涙はあたたかい受け皿を探していた
人と自分とを比べるときには身勝手なてんびんを使っていた
落書きされた過去たちに笑顔で手を振ることはできないよ
曖昧な海を泳いでいる リアルという陸を飛び出してきた
生きたいけど生きにくくて この街に沈んでしまいそう
疑いもなく全て信じて誰もが生まれてきたはずなのに
人はいつでも淋しい生き物なんだね 苦しみから逃げて
いつもかたくなに自分だけの殻をつくり閉じこもってしまう
ここにいていいと言ってほしい そばにいてほしいんだ
あなたは私の存在理由

互いに偽りでくったカードを胸に差し出し合っている
やるせない会話がいくつものやるせない社会を演じてきた
どれだけ前に進んでもやり尽したものは何もない
泣き出しそうになる時もある 小さなサインに気づいてほしくて
半端な夢も愛も全部リセットしたら何か見えるだろう
自分の居場所は与えてくれるものじゃない 作り出すものだから
繰り返していく孤独さえ愛しく思えたなら

この世で2つとない自分だけの旗を 誰もがためらいながらも
手を伸ばして高らかにかかげているんだ

生きとしいけるすべてのものには必ず確かな意味がある
幸せは自分で作り出すものだろう だからあなたのこと
考えるだけで頑張れるそんな私がいる
愛して愛されてたいんだ ずっと
愛して愛されてたいんだ いつでも


3.太陽電車

作詞:川嶋あい
作曲:川嶋あい

あなたのもとに生まれて本当に良かったと心から思ってます
浮かんだり沈んだりして人生は流れていくと教えてくれました
先立たれてもうどれくらいだろう 日増しに遠くなっていく
私の中の住人が今過去という駅から出発しました
太陽電車に乗りあなたを連れて今日も旅していく
離れているようでいつもつながっているとやっと気づきました
生き恥さらして演じるのはもうやめました

わけもなくあたった日々に「ごめんね」の
言葉さえ今はもう届きません
時があればあるだけの分あなたを忘れてしまいそうでこわかった
飛び去った後のタンポポの子は大空をはしゃいでいく
優しさでずっと見守るあなた 愛はいつでも影ながらなんですね
太陽電車に乗りあなたを連れて今日も旅していく
甘えたい時には空を見上げて笑ってみます
そしてどうしようもない時には泣いてみます

まだら模様の悔し涙はこの電車の窓から捨てました
乗り遅れたいくつもの夜 後に語ってくれました
これがそう 母せっきと

あたたかな光はあなたの笑顔そう想っています
何もしてあげられないけどずっとずっと忘れません
太陽電車が行く あなたと同じ夢を乗せどこまでも
終着駅はない タンポポの羽花を咲かせます
あなたに抱かれまた命の歌をつなぐ
La La la…